ここ最近、毎日35度を超える猛暑日が続き、【熱中症警戒アラート】が発表されることも珍しくありません。
この【熱中症警戒アラート】と一緒によく耳にするのが【暑さ指数(WBGT)】ですが、この指数は何をもって出されているのか気になったので調べてみました。
環境省のホームページによれば暑さ指数とは、人間の熱バランスに影響の大きい気温、湿度、輻射熱の三つに風(気流)を取り入れた温度の指数とのことだそうです。
ではなぜこの要素から計算するのか?
【気温】
体温との差が小さいと放熱が小さくなる。体温よりも気温が高いと体は空気から熱を取り込む。※冬は逆に体温の方が気温よりも高いので体から熱が逃げて冷える。
【湿度】
湿度が高いと汗の蒸発が進まず、放熱が小さくなる。そういえば気化熱で体温を下げると聞きますね。
【輻射熱】
太陽からの強い日差しや道路や建物などから出ている熱のこと。温度が高い物からはたくさん出る。
【風(気流)】
風が吹けば桶屋が儲かる… ではなく、風が吹くと体からの放熱や汗の蒸発が促進される。
これらの理由から各要素を利用して計算しているそうです。
この暑さ指数ですが、28を超えると熱中症患者発生率が急増します。実際、自治上生活に関する指針では、28以上は厳重警戒・危険となり、「全ての生活活動でおこる危険性」があり、「外出時は炎天下を酒、室内では室温の上昇に注意する」とあります。
猛暑の中での無理は禁物です。
天気予報の気温だけでなく暑さ指数もチェックして、熱中症対策をしましょう。