梅雨入りももうすぐかと思う今日この頃ですが、皆さん、紫外線対策はされていますか?
晴れの日はしているという人も多いと思いますが、曇りの日だと快晴時の50%~75%、雨の日でも20%~30%は肌に届いています。
日焼けや皮膚がんを予防するために紫外線対策が必要ですが、過剰に避けすぎることも健康にとってはマイナスとなります。
今回は紫外線との上手な付き合い方についてご紹介します。
紫外線はUV-A、UV-B、UV-Cがあり、このうちUV-Cは波長が短く、オゾン層等で吸収されるため、地上には届きません。そのため一般的に紫外線というとUV-AとUV-Bを指します。
ではそのUV-A、UV-Bは何が違うのでしょうか?
UV-Aは波長が長く、肌の奥の神秘にまで届き、長く浴び続けると皮膚の弾力が失われ、シワやたるみができやすくなります。
UV-Bは波長が短く、肌の表皮にしか届きませんが、皮膚を赤くし、シミの原因となります。
しかし、UV-Bは肌でビタミンDを合成するので、カルシウムの吸収を促して骨を強化するほか、がんや感染症の予防にも働いているといわれています。
日焼け止めの表示にSPF50+ PA++++ などの表示を見たことはありませんか?
SPFはUV-Bを、PAはUV-Aをどのくらい防ぐかを意味し、数字が大きく+の数が多いほど、より紫外線を防いでくれます。
「それなら日焼け止めはSPFもPAも数値が高いものを選んでおけば安心でしょ?」と思うかもしれませんが、日焼け止め選びで大切なのは「どのくらいの時間、紫外線を浴びることになるか」ということです。「面倒だから数値の高いものに…」という気持ちは大変よくわかるのですが、特に乾燥肌や敏感肌の方が数値だけで日焼け止めを選ぶと肌に余計な負担がかかり、肌トラブルを引き起こすモトになります。また、紫外線対策には日焼け止めを塗る以外にも帽子や日傘、サングラスなど、紫外線対策に有効なアイテムを活用してください。
<ちょうどいい日焼け止めの選び方まとめ>
・散歩やお買い物など日常生活では SPF10〜20、PA++
・屋外での軽いスポーツやレジャーの場合は SPF30以上、PA+++
・炎天下でのお出かけやマリンスポーツなどには SPF50以上、PA++++